新規開業では、初期費用をできるだけ抑えたいところです。券売機の導入コストを削るなら、中古という選択肢が真っ先に浮かぶでしょう。
しかし中古券売機には、価格の安さだけでは語れない注意点も存在します。保守契約が切れていたり、新紙幣に対応していなかったりするケースがあるからです。
本記事では、中古券売機の価格相場から、購入前に確認すべきチェックポイント、新品リースとの総額比較までを整理しました。読み終える頃には、自店に合った一台を選ぶための判断基準が明確になっているはずです。
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中古券売機とは?新品・リースとの違いと選ばれる理由

券売機の導入方法には、新品購入・中古購入・リース・レンタルという4つの選択肢があります。
それぞれ初期費用や契約の自由度が異なるため、自店の状況に合わせた選び方が求められます。
中古券売機が選ばれる最大の理由
中古券売機が選ばれる最大の理由は、初期費用を大きく抑えられる点にあります。
開業直後は内装や食材の仕入れなど、他にもお金をかけたい部分が多いものです。券売機にかける予算くらいは圧縮したいという事情は珍しくありません。
中古であれば、新品の半額以下で導入できるケースもあります。
新品購入・リース・レンタルとの比較ポイント
新品購入は、まとまった初期費用がかかる一方で、保証やサポート体制が手厚いことが特徴です。
リースは月々の支払いに分散でき、資産として計上しない運用も可能です。しかし、契約期間中の中途解約は原則できません。
レンタルは短期利用に向いており、繁忙期のみの一時導入や、開業前のお試し運用に適しています。
導入方法を選ぶ際は、初期費用・月々の負担・契約の縛りという3つの軸で比較しましょう。
中古券売機の種類と基本知識
中古券売機には、卓上型と据え置き型、ボタン式とタッチパネル式、現金専用とキャッシュレス対応といった分類があります。
設置形式とサイズ
- 卓上型
- カウンターや狭いスペースに置ける
- スタンド(据え置き)型
- 床に直接設置する
紙幣の対応
- 低額紙幣対応機
- 千円札と硬貨のみに対応する
- 高額紙幣対応機
- 一万円札や五千円札も対応できる
釣銭対応
還流型
- 投入された千円札をお釣り用として内部で再利用する
補充型
- 投入された紙幣は回収ポケットに入り、お釣りは専用のお釣り袋から出る
操作・表示方式
- ボタン式
- 商品ごとにボタンがある
- タッチパネル式
- 大型のカラー液晶画面にメニューを表示する
決済手段
- 現金専用機
- 現金のやり取りのみ対応する
- キャッシュレス・複合機
- 現金、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済に対応する
比較検討をするには、自店の客席数やメニュー数に見合ったタイプの見当をつけておくことがポイントです。
導入方法は金額の大小だけでなく、所有権の帰属先や、途中でやめられるかという点でも性質が大きく異なります。
| 導入方法 | 所有権の帰属 | 中途解約の可否 |
|---|---|---|
| 新品購入 | 自社 | |
| 中古購入 | 自社 | |
| リース | リース会社 | 原則不可 (契約満了まで支払い義務あり) |
| レンタル | レンタル会社 | リースより短期・柔軟 |
【機種タイプ別】中古券売機の価格相場

中古券売機全体の価格帯は約10万円台後半〜100万円台と幅があります。
価格には券売機の種類だけでなく、状態や年式による個体差の大きさがうかがえます。
開業資金を無駄にしないためにも、まずは相場の全体像をつかんでおきましょう。
ボタン式中古券売機の価格帯
ボタン式は中古市場の主流であり、流通量も豊富です。
実売データでは20万円前後〜90万円程度まで幅があります。
金額の差が出るのは主に状態や年式です。2020年前後の比較的新しい年式は、40万円〜60万円程度に集中しています。
参照:テンポスドットコム オフィスハードウェアエーワン楽天市場店 2026年8月時点
タッチパネル式中古券売機の価格帯
タッチパネル式はボタン式より流通量が少なく、価格もやや高めの水準です。
機種によって機能に差があり、新品の目安価格は100万円〜200万円程度です。高機能な機種では200万円を超える場合もあります。
実売データでは30万円台後半〜90万円台前半程度と中古であれば6割前後の水準に収まります。
参照:テンポスドットコム オフィスハードウェアエーワン楽天市場店 2026年8月時点
卓上型・据え置き型による価格差
卓上型・低額紙幣専用の小型機は、20万円〜40万円程度が中心です。
一方、据え置き型・高額紙幣対応の大型機は40万円〜90万円程度まで上がります。口座数(メニュー登録数)が多い機種ほど高額です。
価格差を生む主な要因は設置形式やサイズよりも、高額紙幣対応や口座数といった機能面にあります。
参照:テンポスドットコム オフィスハードウェアエーワン楽天市場店 いずれも2026年8月時点
決済方式(現金・キャッシュレス)別の価格相場
決済方式別による中古券売機の価格相場は、10万円台後半〜100万円以上と対応する決済方法により差があります。
現金のみであれば10万円台後半~50万円程度が相場です。キャッシュレス対応でも現金非対応の場合は30万円~60万円程度と価格は抑えられます。
現金・キャッシュレス両対応(自動釣銭機付き・タッチパネル式など)となると、約70万円〜100万円以上となっています。
ただし、キャッシュレス決済を標準搭載した中古機の流通は少なく、相場情報が限定的なのが実情です。
参照:テンポスドットコム オフィスハードウェアエーワン楽天市場店 いずれも2026年8月時点
※価格は2026年8月時点の調査情報であり、時期や在庫状況により変動します。最新の料金・詳細は各社公式サイトをご確認ください。
中古券売機が安く買える理由と注意すべき「隠れリスク」

中古券売機は、新品の半額以下で手に入ることもあります。しかし、価格の安さの裏には理由があるのも事実です。
後から想定外の出費につながることもあります。購入前に保守契約や部品供給、新紙幣対応の状況について、事前にリスクを把握しておきましょう。
中古券売機が安価な理由
中古品は年式や使用状態、動作確認の有無、整備状況によって品質に差が出ることで価格が変わります。
価格の安さだけで選ぶと故障・修理費用の増加につながりかねません。
型落ちであることや前オーナーの使用感が残っていることに加え、メーカー保証が切れている点も、価格が下がる主な要因です。
新品と同じ性能を安く求める人には魅力的な選択肢ですが、安さに相応のリスクがあることも考慮しましょう。
保守契約の可否と部品供給終了リスク
中古券売機は、購入後にメーカーとの保守契約を結べない場合があります。
理由の一つは、旧型機種では新紙幣対応の改修部品が供給されないケースがあることです。また、中古品はメーカーの保証対象外であることも多いです。
メーカーにより保守部品の入手が困難になる場合もあります。部品供給の停止が予定されている場合には、機種の使用停止やオーバーホール(※)の提案が行われることがあります。サービスの停止が行われることも見逃せません。
券売機に特化した部品保有年数は一般的に製造打ち切り後5〜7年が目安です。ただし、法律で決められているわけではありません。
保守契約を考える場合は、各メーカーが個別に設定した保有年数がないか確認をしておきましょう。
※オーバーホール:機械をパーツ単位まで分解し、清掃・部品交換・調整を行うことで新品同様の状態に戻す作業。
新紙幣・キャッシュレス非対応のリスク
中古券売機の販売サイトには「新紙幣未対応(対応可)」と明記された商品が複数存在します。
「対応可」と書かれていても、改修には別途費用と時間がかかる点は見落とされがちです。
実際にクレジット・電子マネー決済端末やQRコード決済読み取り機能をオプションとして用意しているメーカーもあります。
ただし、オプションは現行の新品モデル向けに用意されたものです。中古市場に出回る旧世代の機種でも同じオプションを後付けできるとは限りません。
中古製品では新紙幣対応の為の部品交換や、キャッシュレス決済の契約などの対応を受けられない場合もあります。
中古を選ぶ際は、対応可否だけでなく、メーカー純正オプションを取り付けられる機種かどうかまで確認しておくと安心です。
業者保証の範囲と免責事項
保証の有無や範囲は、販売店や商品によって異なります。
中古機器販売店による保証がある一方、委託販売品などは保証内容が商品ごとに異なるため、商品ページや問い合わせで個別に確認する必要があります。
中古品を選ぶ際は、価格だけでなく、商品固有の保証条件を一つずつ確かめる姿勢が欠かせません。
中古券売機はどこで買う?購入チャネル別の比較

中古券売機は、専門販売店だけでなく、複数のチャネル(※)から購入できます。
価格の安さだけでなく、保証や搬入設置の対応範囲まで含めて比較することが、後悔しない選び方につながります。
※チャネル:商品やサービスが届くまでの流通経路や接点(販売・広告など)。
中古券売機専門販売店の特徴
中古厨房機器・券売機の専門販売店は、商品数が豊富で、保証やアフターサポートが明記されている点が強みです。
機種によりますが販売前に初期設定に戻してあり、新紙幣への交換も済んでいることがほとんどです。
中古券売機は「お金が詰まった」「エラー画面が消えない」など中古ならではのトラブルも多いです。そのため、購入後もトラブルに対応できるよう独自に保証期間を設けている中古券売機専門販売店もあります。
保証期間外でも有償で修理などの相談もできる場合があります。メーカーから購入したのと同じように定期点検やメンテナンスサービスを揃えているかも合わせて確認がおすすめです。
中古厨房機器店の活用
実店舗型の中古厨房機器店では、実機を目視・試用してから購入を決められる点がメリットです。
オンライン通販サイトでの購入は、一度開封・使用した商品の返品を受け付けていないこともあります。その点、実店舗であればオンラインの写真だけでは判断しにくい傷や動作状況を、その場で確認できます。
開業のために他の厨房機器と一緒にまとめ買いをしたい場合にもおすすめです。
しかし、初期設定や搬入設置費、処分費は商品価格に含まれていないこともあります。新紙幣や硬貨に対応できるかも必ずチェックしておきましょう。
ECモールでの購入
ECモールでは、商品点数が多く、価格帯も幅広く比較できます。
実物を目視できず触れられませんが、判断材料としてレビューや評価が活用できる点がECモールのメリットです。実際の購入者による梱包の丁寧さや発送の早さなど実際の様子がうかがえます。
状態を判断する目安として商品ページの写真や「整備済」など動作状況の詳細が明記されているかも確認しましょう。
参照:楽天市場「オフィスハードウェアエーワン みんなのレビュー」
フリマアプリ利用の注意点
フリマアプリでの購入は、専門販売店より安く出品されていることがありますが、個人間取引のため保証がないケースがほとんどです。
搬入・設置も自己手配が基本となり、業務用電源への対応可否も出品者に確認する必要があります。購入後に必要な契約や修理・メンテナンスなどが受けられるかも、あらかじめ確かめておきましょう。
また、出品者が消費税のインボイス発行事業者でない場合、仕入税額控除(※)に影響が出る可能性があります。事業用に購入する際は事前にリスクを把握しておくのがポイントです。
※仕入税額控除:支払った消費税を納税額から差し引ける仕組み。
後悔しない中古券売機の選び方チェックリスト

安さだけで中古券売機を選ぶと、購入後に想定外のトラブルへつながることがあります。
ここでは、契約前に必ず目を通しておきたい6つの確認項目をまとめました。
高額紙幣や新紙幣/硬貨への対応状況
中古券売機を選ぶ際は、商品ページの紙幣・硬貨対応の記載を実際にチェックする作業が欠かせません。
「新紙幣対応」「新硬貨対応」といった表記を探してください。新紙幣未対応の場合は「対応可」といった表記が使われることがあります。
あわせて、高額紙幣(一万円・五千円札)に対応した機種かどうかも見ておきましょう。
同じ機種名であっても、対応状況が異なる複数の商品が併売されているケースもあります。型番だけで判断せず、商品ページの記載を個別に確認する姿勢が大切です。
「対応可」という表記がある場合は、改修にかかる費用と納期を販売店に問い合わせ、メールなど記録に残る形で確認しておくと安心です。
キャッシュレス決済への拡張可否
新品の券売機やPOSレジであれば、あとからキャッシュレス決済端末を追加して拡張できるケースが多くあります。
しかし中古券売機では事情が異なります。機種が古い、接続したい決済端末に本体側が対応していないなどの理由で、拡張できないことがあるからです。
購入前に、券売機本体の仕様と対応可能な決済端末を必ず確認しましょう。
既存の機器の仕様や通信環境によっては、追加の費用がかかったり、機器の交換が必要になったりする場合があります。システム全体の大規模な入れ替えも視野に入れておきましょう。
また、タッチパネル式券売機は、基本的に月額契約を結ぶ仕組みになっています。その他にもキャッシュレス決済の利用も含め、中古券売機でも契約が可能かを購入前に確認しておくと安心です。
保証期間と保守契約の内容
保証の手厚さは販売店によって差があります。中には商品の状態によって異なるものの、数ヶ月~1年程度販売店独自の保証を担保する販売店も存在します。
一方で、保証範囲が部品限定か作業費込みかは商品ごとに異なるため、購入時に細部までの確認が欠かせません。
また、配送先が離島などの場合、保証期間内であっても有償修理になる可能性があります。自店で起きやすいトラブルを想定し、保証の内容を確認しておくのがおすすめです。
メーカーの部品供給状況
年式の古い機種は、メーカーでの生産が終了しているケースがあります。
生産終了品は将来的な部品調達が難しくなります。メーカー公式サイトで現行モデルかどうかを事前に調べておきましょう。
保守部品の入手が困難になった場合には、最終的に機種の使用停止や保守サービスが停止する場合があります。
設置スペースと電源仕様の確認
券売機は機種によって幅・奥行き・高さが大きく異なります。券売機単体の寸法だけでなく、電源コードの位置や店舗での人の動きに合わせたシミュレーションが大切です。
また、周波数も見落としがちなポイントのひとつです。東日本は「50Hz」、西日本では「60Hz」と周波数が異なります。
50Hzの券売機は西日本で使用するとモーターの発熱や動作不良を起こすことがあります。地域が異なる機種は使用できないため注意しましょう。
販売店では「地域限定」や「50(または60)Hz専用」として販売されていることが多いです。
海外製の中古券売機を検討する場合は、電源電圧も確認しましょう。一般的には券売機の電源電圧は単相100Vですが、海外では200V以上の仕様になっている場合があります。
中古機の年式と利用履歴
年式が新しいほど残存寿命は長くなりますが、稼働環境(屋内か屋外か、稼働時間の長さ)も劣化度に影響します。
クリーニング・整備済みと明記された商品を選ぶと、初期不良のリスクを抑えやすくなります。
型番に「’22」のような改良年を示す表記がある機種がある一方、明確な年式が記載されていない商品も多く見られます。不明な場合は販売店に直接問い合わせておくと安心です。
チェック項目が多くて選びきれないと悩んでいませんか?そんなときは、専門家に直接相談するのが近道です。
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券売機は「新品リース vs 中古購入」どちらが得?総額で比較

券売機の導入方法を決めるとき、本体価格だけを見比べると判断を誤ることがあります。
数年単位で使い続けることを前提に、保守費や改修費まで含めた総額で考えることが大切です。
総保有コスト(TCO)とは
総保有コスト(TCO)とは、初期費用に加えて、保守費・改修費・故障時の修理費用まで含めた「使い続けるための総額」を指す考え方です。
中古券売機は初期費用こそ安く抑えられますが、保守費や改修費がかさむと、数年後には総額で新品に近づくケースもあります。
新品リースの場合のメリット・デメリット
新品リースは月々の支払いを平準化でき、初期費用を大きく抑えられる点がメリットです。
タッチパネル式の新品価格は小型機で50万円程度ですが、高機能自立型になると300万円を超えるものもあります。リースであれば、この金額を月額数万円程度に分割して支払う形になります。
デメリットは、原則として契約期間中の解約ができないことです。また、トータルでは購入より割高になるうえ、券売機自体も手元に残らない点も挙げられます。
中古購入の場合のメリット・デメリット
中古購入の最大の魅力は、初期費用の安さです。
ただし、メーカーの部品保有期間が過ぎているような古い機種を選ぶ際は注意しましょう。保守契約が結べず故障時の修理費が想定より膨らむ可能性があるからです。
新紙幣対応の改修が必要になった場合も、追加費用が発生する点を見込んでおく必要があります。
あなたの店舗に最適な導入方法を見極める
開業したての店舗で、まず低コストで始めたい場合は中古が有力な選択肢になります。
一方、長期間の安定稼働や、保守対応のスピードを重視する店舗には、新品リースの方が向いているかもしれません。
保守費・改修費の具体的な相場は販売店・メーカーによって差が大きいため、契約前に個別見積もりを取ることをおすすめします。
中古券売機のキャッシュレス・新紙幣対応と補助金の注意点

券売機を導入する際、キャッシュレス対応と新紙幣対応は避けて通れません。
あわせて、補助金の活用を検討している方に向けて、中古品ならではの注意点も整理しました。
キャッシュレス決済と新紙幣対応の現状と必要性
来店客の決済手段は多様化しています。キャッシュレス非対応の券売機では、会計できずに諦めて帰るお客様が出てしまうかもしれません。
経済産業省の発表では、2025年の国内キャッシュレス決済比率は58.0%(決済額162.7兆円)に達しました。今後2030年までに65%、将来的には80%まで引き上げる方針を示しています。
新紙幣は2024年に発行が開始されており、旧紙幣も引き続き法定通貨として使用できます。しかし、旧紙幣のみ対応の機種ではいずれ両替の手間や客離れのリスクが生じてしまいます。
導入を検討するタイミングで、キャッシュレス対応・新紙幣対応の両面を見直しておくと安心です。
参照:経済産業省「2025年のキャッシュレス決済比率を算出しました」
中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型)の注意点
この制度は、事前に「製品カタログ」へ登録された省力化製品を、登録済みの販売事業者と共同で申請する仕組みです。
補助率
- 1/2以下
補助上限額(従業員数別、括弧内は賃上げ目標達成時)
- 5名以下:500万円(750万円)
- 6〜20名:750万円(1,000万円)
- 21名以上:1,000万円(1,500万円)
製品本体価格は、単価50万円以上であることが条件
券売機はカタログの対象カテゴリに含まれていますが、中古品はカタログに登録される仕組みにはなっていません。
中古品は「補助対象外となる経費」として明記されており、通常の中古販売からの調達は対象外です。
デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)の活用条件
デジタル化・AI導入補助金2026では、インボイス対応類型に限り、レジ・券売機などのハードウェアが補助対象になります。
ソフトウェア(会計・受発注・決済)
- 補助額50万円以下:補助率3/4以内(小規模事業者は4/5以内)
- 50万円超〜350万円:2/3以内
ハードウェア(POSレジなど)
- レジ・券売機等:補助額20万円まで・補助率1/2以内
- PC・タブレット等:補助額10万円まで・補助率1/2以内
ただしハードウェア単体では申請できず、対応ソフトウェアとセットでの導入が条件です。
補助対象となるITツールやハードウェアは新品であることが前提です。そのため、中古品の購入費用は補助対象外となります。
補助金活用のための最終確認ポイント
補助金の制度は年度ごとに改定されるため、記事執筆時点の情報がそのまま次年度に当てはまるとは限りません。
導入を検討する際は、各補助金の公式サイトまたは登録販売事業者に、最新の公募要領を直接確認することをおすすめします。
特に注意したいのが、交付決定前に契約・発注した経費は補助対象外になるという点です。
導入を急ぐあまり交付決定前に発注してしまうと、補助金を受け取れなくなります。申請から交付決定までのスケジュール管理は必須です。
中古券売機に関するよくある質問(FAQ)

- 中古券売機でもインボイス制度に対応できますか?
-
機種によります。会計・受発注・決済のいずれかの機能を持ち、レシートへの登録番号記載に対応していれば、インボイス制度への対応は可能です。
- 中古券売機の寿命はどのくらいですか?
-
税務上の法定耐用年数は5年です。これは会計上の償却期間であり、実際に使える物理的な寿命とは異なります。
中古機の場合、前オーナーの使用年数分だけ実際の寿命が短くなっている可能性があるため、年式の確認が重要です。
- 中古券売機の設置工事はどこに依頼すればいいですか?
-
購入した販売店に設置・搬入を依頼できるケースが一般的です。販売店経由でない場合は、電気工事士の資格を持つ業者への依頼が必要になることがあります。
- 中古券売機で券売機に登録されていないメニューを販売できますか?
-
口座数(ボタン数)の登録上限内であれば、メニュー追加は可能です。上限を超える場合は、上位機種への買い替えが必要になります。
古い中古品はメニュー登録用の専用ソフトや専用工具がないと設定変更できない場合があります。購入前に必ず確認しましょう。
- 中古券売機で故障した場合、すぐに修理してもらえますか?
-
保守契約の有無によって対応スピードが変わります。契約がない場合、修理業者の手配から部品調達まで時間がかかることがあるため、購入前に保証・保守条件を確認しておくことが安心につながります。
まとめ|券売機の中古を選ぶなら隠れリスクを見抜くこと

中古券売機は、初期費用を抑えたい開業者にとって有力な選択肢です。
ただし、保守契約や新紙幣対応、部品供給といった「隠れリスク」を見落とすと、後から想定外の出費が発生することもあります。
同じ販売店の商品でも、自社在庫品と委託販売品とで保証の扱いが異なるケースがあります。万が一トラブルが起きた時のことも考えながら細部まで確認することが大切です。
本記事で紹介した価格相場やチェックリストを参考に、総保有コストまで見据えた一台を選んでみてください。判断に迷う場合は、専門家への相談も選択肢のひとつです。
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